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武四郎は1857年、チノミ(上名寄)の首長の家を拠点に名寄川とサンル川の合流点付近のサンルベシベ(現在の下川町北町)に野営し、名寄川及びサンル川を踏査したとされる。サンル川に関しては「午後峠に到り木間より海が見え、峠を越えて行くとホロナイ川」という内容は、原本の丁巳日誌には出てこない内容で武四郎が聞き書きを元にして創られた興を添えるためのフィクションであり、実際には海の見える様な所ではない。此辺で海が見えるとしたらサンル川系ではピヤシリかウエンシリ山系以外には考えられない。遡行は渇水期なら名寄川の方が楽そうと言える。道道60号(下川雄武線)を下川市街地から雄武方向に約1.5km程進むと、道路左側に碑が有ります。木標は下川市街より名寄川を渡り最初にある人家(廃屋)の手前カーブで見落としやすい。◇下川町北町462 ◇標高 106m N44°18’47.7” E142°37’42.5”
寄川上流到達点に関しては「丁巳日誌」によると、サンルベシベには上名寄からトレプを取りに来ていた二組の夫婦がおりここで宿泊する事にして案内人の一人を残し(宿営用の小屋を造るためと思われる)上流に向かっている。遡ってもきりがないと言う事でユニナイ河口(今の地図では三の橋・ユニナイ沢川)で遡行をやめ、その先については聞き書きではあるが、かなり詳しい情報となっている。聞き書きの中にはテレケウシという地名も含まれている。到達点の碑は国道239号を下川町市街から興部方面に約4km進んだ道路右側。◇下川町三の橋30線 ◇標高 146m N44°18’03.7” E142°40’46.2”
松浦武四郎爺は1857年に上名寄を拠点として名寄川とサンル川の合流点付近に野営し名寄川及びサンル川を踏査。天塩日誌の中にその時の悪戦苦闘ぶりが書かれているが、実際に本人が確認しなかった内容も含まれている。佐藤正克氏の闢幽日記では『七段瀧ノ図アリ。然トモ今其何処ナルヲ知ラズ』と虚筆呼ばわりしているが、公式の報告書である丁巳東西蝦夷山川地理取調日誌を見ていない事が誤解を招いた不幸。最近は武四郎の日誌類の殆どを見る事が出来る様になった。佐藤正克氏は此地で和人として初めて越冬をした。この碑は名寄になるのだがアプローチを考慮して下川町にも掲載した。◇名寄市朝日 町境界付近 ◇標高 105m N44°19’51.8” E142°31’42.8”
名寄と一ノ橋の中継駅逓として、明治37年に上名寄23線にパンケヌカナン駅逓所開設され、明治38年に下川駅逓所に改称。大正09年の鉄道開通で歴史的役目を終え廃駅となっている。下川駅逓所跡の記念標柱は国道239号線(下川国道)沿いの下川町立病院横、ふれあい寮前にあります。碑は平成12年に再設置。近くでパーキング探しは少し面倒かも。◇現住所:下川町西町・国道239号線沿い ◇N44°18’15.7” E142°37’57.4”
明治37年に然別8線の名寄川右岸にシカリベツ駅逓開設、今の一ノ橋より天北峠よりで一ノ橋(橋の名前)の峠側、名寄川右岸に碑がある。当時は駅逓を中心にして小集落を形成していたと云うが今ではその面影もない。開設の翌年に一ノ橋駅逓所と改称、鉄道開通に伴い廃止される。廃校となった「一の橋小学校」施設を利用した「札天山(さってんざん)収蔵館」という下川町の資料館が有り駅逓の資料もあるかも。◇設置:明治37年03月 廃駅:大正13年03月 ◇初代取扱人:石丸滝蔵? ◇現住所:国道239号線天北峠 ◇N44°18’51.4” E142°47’14.6”
御車の滝はピアシリ登山道の途中でピアシリ湿原が水源、水量の増減が激しくお勧めは春が良いようだ。『北海道百名山』に選ばれているスキー場で有名なピヤシリ山は、頂上まで名寄から観光道路が引かれ、下川町からの登山道から登る事はピヤシリ湿原と御車ノ滝が無ければ登る人は殆どいないのではと思ってしまう。国道から目印となるサンル牧場入口の標識に沿って左折、続いて登山口に続く御車林道へ右折。奥に入った所で林道は二つに分かれる。ピヤシリ登山口に続くピヤシリ林道入り口に車をおいて林道を2キロほど歩くとピヤシリ登山口に着く。林道終点に『ピヤシリ自然休養林』の看板があり、続いて登山口の標識がある。標識の横が登山道の入り口で元は林道の様で初めは歩きやすいが所々泥濘などあり注意がいる登山口から約40分、急登の途中でザーザーと滝の音が聞こえたら高さ40メートルから流れ落ちる待望の「御車ノ滝」到着だ。
所在地下川町珊瑠 サンル川支流御車川 駐車場ピヤシリ登山道入り口に 備 考林道の鍵を借りられると楽
糸毛の滝は水源が深い森に覆われていて、小さいながらも水量は安定している様です。アプローチは下川市街から西興部に向かい二の橋を過ぎて最初の舗装路を左折し3件目の農家を過ぎ左折林道へ入る。林道はすぐ分岐があり更に左折するとすぐ遺跡標注が見える所が入り口となる。入り口からは徒歩で約5分程度で滝に着くが、遊歩道は整備されていず踏み跡だけなので最低長靴は必用。
所在地下川町二の橋 名寄川支流 駐車場滝の入り口に3台程度 備 考入り口に遺跡の標柱あり
さて名寄川の源流にも見事な滝が数有るというが、行くとなると極めて困難。偶然下川町ふるさと館で滝の写真を見る機会が有りましたが、最近ダム建設で問題になっているサンル川の五号沢にも綺麗な滝が有りますが、こちらの方は遡行が比較的容易でそれほど苦労せずに滝に行けるようですが、ダムが満水となれば?・・ただこのダムが本当に必要不可欠な建造物であれば良いのだが後世に禍根を強いる様であれば問題だ。資金をダムを造るのに使うよりも森を育てることに使う方がはるかに建設的と思うが。
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