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登山口はニニウの森広場で布部川沿いのコースだが平成10年頃より閉鎖中、元々は比較的整備されたコースだったが大水による木橋の流出と崩落で閉鎖されたままだ。崩落カ所は不動の滝近くという事ですが通過は可能らしいが一般的に勧められない。どうしてもとなれば当然ながら自己責任となる。ということで滝コースというが、実際は沢登りに準じた装備が必要となるしそれなりの知識もひつようとなる。踏み跡などは部分的に残っているとは思うが期待しない方が良さそうです。それを前提に遡行記を参考にしてください。滝巡り前に入山届けは忘れずにしてください。
かつては訪れる人も多かったので案内標識は比較的整備されていたが、いまは期待しない方が良いだろう。登山口の分岐を右に入り布部川右岸沿いの道を清流を楽しみながら辿ると、5分程で最初の『銀河の滝』続いて『不動の滝』が現れる。滝コース登山道は対岸に渡渉し15分程で対岸の支流から苔むした岩壁を流れ落ちる『無名の滝』が二つと『錦糸の滝』さらに10分程の遡行で函状の中を二段になって流れ落ちる『二段の滝』は迫力がある。函状になっている所にはワイヤーやロープが固定されていたが、今は期待しない方がよい。函状の所を通過して20分程で支流の三ノ沢から垂直に落ちる豪快な『蒼天の滝』があらわれる。ここから先は所々道がはっきりしない所があるので目印の赤いテープ(これも期待薄で慎重に踏み跡を探して)に沿って進む事。再び丸木橋(流出で渡渉)を渡り左岸を進むと苔むした小さな滝、続いて二股になっている原始ケ原への分岐に到着、さらに上流へと進むと行き止まりの断崖を垂直に落ちる布部川最奥の名瀑「赤岩ノ滝」で文字通り岩が赤い。少し戻って原始が原に向かう沢に沿って進むと最後の「昇竜ノ滝」で(地図では勝竜ノ滝)滝コース中最大の落差を誇る。滝の右岸にある急斜面をロープ(当てに出来ないので簡易アイゼンなどあれば良い)を頼りに登り切ると、平坦な樹林帯の中の道となり、5分程で一面湿原植物とアカエゾマツだけの高層湿原、原始ケ原が広がり、踏み後はまもなく五反沼コースに合流する。五反沼コースに合流したあと西に向かって踏み跡をたどり林間コースに合流。合流地点近くに松浦武四郎通過の地と書かれた新しい標識があり、探検家松浦武四郎の足跡がこんな所まで延びていたことに驚く。
富良野岳と原始ケ原コースの分岐を通過すると、まもなく原始ケ原を抜け、樹林帯の急斜面を下り沢に降りる。徒渉地点の下が最後の滝『広原の滝』。その下にも小さな無名の滝が二つ、続いて本谷全体が大きな三段程の滝になって落ちている様だが樹木に隠れその姿を捉えられず。下る途中に道端に伏流水がぽっかりとあいた穴の中に顔を見せる通称『天使の泉』だ。飲んで安全な水は天使の泉だけ。ここで一息いれて登山口まで。
参考までに僕の滝巡りで遡行の時の足回りはスパイク付きウェーディングシューズとスパッツ、簡易アイゼンか脱着式のスノースパイク(場所により使い分け)、その他に地形図とコンパス、GPSも一応持参している。
合流点から富良野岳
合流点から富良野岳に向かってしばらくの間は概ね湿原を歩くことになる。ヒメシャクナゲ、タチギボウシなどが多いが、中でも歪性化したアカエゾマツが見事な景観を演出している。緩い傾斜で続いていた湿原も標高1200㍍あたりで切れ、疎林下の笹原へと入っていく。刈り払われていなければブッシュ漕ぎ同様となることもあるがこれを越えると小さな沢形に沿った道となり、小規模ながらお花畑が出現し、チシマアザミ、トカチフウロ、エゾウサギギクなどが咲き競う。登るうち沢形は消え、火山れきの急斜面となり、足元が不安定で登りづらくなってくる。イワブクロやウスユキトウヒレンなどを見ながら小さなジグを繰り返すと上部のハイマツ帯に出、ここから大きなジグで登りつめると稜線に出る。ここから頂上まであとわずか、遥か下に広がる原始ヶ原を足下に花の稜線をたどり頂上に。
◆コースタイム (日帰り装備)
◆滝コース 登り 5時間30分 下り 3時間50分
◆林間コース 登り 4時間30分くらいかな・・
登山口から5分程で最初の『銀河の滝』に出会う。滝は小振りだが水量が多いので迫力は有るが、名瀑と言うには程遠い感じがする。林間コースを歩いていくと滝は見られないので、この滝を見るのなら最初から滝コースです。
特 徴幅約5M 落差3Mくらいの豪爆
備 考最下流の滝でここまで5分ほど
登山口から林間コースを進んでいくと20分程で不動の滝入りくちに付きます。林間コースになっている作業林道と布部川が接する所に有り、観光気分で行ける唯一の滝です。この滝から本格的な滝コースの始まると言って良い。
特 徴幅 6M 落差 3Mくらいの豪爆
備 考滝の標識版あり音が凄まじい
不動の滝を過ぎて登山道は対岸にわたり15分程歩くと対岸の苔むした岩壁を流れ落ちる二つの『無名滝』が姿を現す。名前ことないが深山幽谷にかかる滝の雰囲気は捨てがたい。この無名滝を過ぎるとすぐ錦糸の滝がみえてくる。写真は無名の滝のひとつですが同じような滝が並んでかかっています。渓相は好いのだがこの辺は川原があまり有りません。
特 徴2列に並んで落差20Mほどの滝
備 考不動の滝から10分位の所に3滝
無名の滝を過ぎると苔むした岩壁から白糸をひくようにしたたり落ちる水飛沫がが光を浴びて輝く『錦糸の滝』がみえてきます。水量は少ないが繊細な風情は渓谷の風景と見事なまでにマッチしている。この辺は渓相も非常に美しい所ですが魚影が全くないのが寂しい限りですね。各地に錦糸という名の滝があるので『原始 錦糸の滝』と言う事もあります。
特 徴落差30M位細身の滝。
備 考滝並んでかかる滝の一番奥側
錦糸の滝から更に10分程で函状の中を二段になって流れ落ちる迫力ある二段の滝に続く。水量が少ない時は滝の下まで行く事が可能だが多い時はそれも不可能です。本流にかかるだけあり迫力は十分。条件が合えば虹も見られる。
特 徴幅4M落差8Mくらいの滝
備 考激流で側に寄過は危険
函状になっている所にはワイヤーやロープが固定されていて、それに掴まりながら通過すると、下段の滝上部に抜ける。上段の滝では虹は見ないが上から下段の滝を見た時に現れる事が多い。上段の瀑布はそれほど豪快さを感じないが下段は豪快で、滝に近づきすぎるのは危険です。
特 徴幅3M落差約5M 一気に落ちる
備 考天気が良ければ滝壺に虹が架かる
二段の滝の難所を越え20分進むとる対岸から垂直に落ちる二段の滝に出会う。『蒼天の滝』だ。豪快かつ繊細さを併せ持った名前通りの雰囲気です。滝の前は川原が開けているので休憩するならここでしましよう。先はまだ長い・・
特 徴幅6M落差35約Mの段爆 水量も多い
備 考本流に落ちる豪快にして繊細
布部川最奥の『赤岩の滝』少し手前から原始が原に向かう沢に沿って進むと滝コース最後の昇竜の滝で『看板は勝龍の滝』滝コースの中では最大の落差を誇る。滝の右岸にある急斜面をロープを頼りに登り切ると、平坦な樹林帯の中の道となる。下るときは細心の注意を要する。
特 徴標識は勝竜の滝 落差訳40M
備 考二筋に分かれて落ちる様は豪快
『蒼天の滝』から先は所々道がはっきりしない所が有るので目印の赤いテープに沿って進む事。蒼天の滝に続いて原始ケ原への分岐に到着しますが、そのまま更に上流へと進むと行き止まりの断崖を垂直に落ちる赤岩の滝にぶつかります。垂直の岩も河床も岩は赤く、名前通りの壮観な滝がかかっています。まさに布部川源流の秘瀑ですね。
特 徴幅25M落差約30M。本流最奥の滝
備 考苦労が報われる見応え十分の滝だ
富良野岳と原始ケ原コースの分岐を通過すると、まもなく原始ケ原を抜け、樹林帯の急斜面を下り沢に降りる。徒渉地点の下が最後の滝広原の滝だ。その下にも小さな無名の滝が二つ、続いて本谷全体が大きな三段ほどの滝。広原の滝は富良野岳登山道の林間コースになります。
特 徴幅8M落差20Mくらいか
備 考林間コース唯一の滝
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