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トップメニューとレイアウトの一部を変更しました。
旭川は「彫刻のまち」として知られているそうで、買物公園や橋をはじめ市内各所で見る事が出来る。旭川市内で最初に野外に彫刻が設置されたのは1961年で第1号は、新田実の「青年像-市役所前」という。それ以来野外彫刻の設置はふえ、旭川市内に現在100カ所を超える設置数となっている。また「旭川彫刻フェスタ」が毎年開催され公開制作や彫刻教室などを実施、作品は市内の野外彫刻として設置されている。当サイトではその殆どを写真付きで紹介。
日本初の歩行者天国として1972年にオープンした旭川の駅前商店街、オープン当所より彫刻が設置されていたが、現在の彫刻配置は2002年から変わっていません。買物公園では徒歩で楽しんでください。
駅傍だが柵横の低い高さに設置されメインの通りからは気付かないかも。エスタ側の一段低くなった通路からは鉄柱が直角に絡みあい、重量感の有る彫刻がよく見えます。これはターミナルホテルの設置でホテルのロビーにも彫刻がおいてある。◇設置年:1982年 ◇素材:鉄
◇旭川駅前:旭川ターミナルホテル前
西武A館前にある高いステンレスタワーで、デパートの一部と思っている人が多いかも。説明されないと彫刻作品とは思えないというのが本音だが、現代彫刻と云うようだ。最近はステンレスやチタンなどを素材とした彫刻を見るようになったが。◇制作年:1979 ◇素材:ステンレス
◇高さ:2786cm ◇場所:旭川西武A館前
買物公園のオープン時に北海道銀行から寄贈された。以来ずっと買物公園の看板モデル、旭川市民なら名前は知らずとも一度は見ているはず。ただ実際にこのスタイルを真似るのは無理と思うけど~
◇制作年:1972 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:2条買物公園
猫とイス、サキソフォン吹きのパーツからなる。冬には猫は帽子を被ったりマフラーを巻いている姿も時々みる。本当はしてはダメなんだけど、それでも楽しいと云うことでは文句なし。
◇制作年:2011 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:3条買物公園
管理人には判りませんが、70年代の女性美を表現していると絶賛されたらしい。これを素直に受けると「永遠の女性美」は謎の存在になりますね。その答えは彫刻で確かめてください。
◇制作年:1972 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:5条買物公園
管理人には中井延也は石を素材にした彫刻家という印象が鮮烈で、買い物公園と7条緑道のセンターに立つ、鉄で作られた高さ21mのモニュマンは意外だった。開拓時代の蹄鉄や馬車の車輪、カンジキ等の道具が散りばめられ開拓時代を思い出す。◇制作年:1972 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:7条買物公園
以前は3条緑橋通りにあったが、鳩と平和通りのイメージが重なるのでこちらに移動した。「平和」の象徴として若い女性の肩に鳩が乗っているが、人体比では大き過ぎる鳩も違和感はない。鳩は性格的には残酷な面が強い鳥なんだけど。
◇制作年:1979 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:7条買物公園
以前は4条にあって買物公園のシンボルだったが、現在は8条に移動している。「手」と言うよりも「手の噴水」という名前で旭川市民には知られているかも。公園唯一と思える癒しの空間ですが、冬はただのオブジェと化す。
◇制作年:1972 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:8条買物公園
買い物公園とクロスする形で常磐公園に続く緑道で意外と静か。斜線緑道には旭川所縁の彫刻家、加藤顕清の作品が展示されています。深川や旭川では加藤顕清を知らない方はいないほどに有名だが、加藤なくして中原悌二朗の作品全てを旭川に集める事は不可能だったに違いない。
7条緑道はシンボルタワー以外は全て加藤顕清氏の作品、それ以外は各種の記念碑だけ。思惟像は特にロダンの影響が窺えるアカデミックな作品と云う印象。それにしても気になるポーズ。
◇制作年:1960 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:7条6丁目緑道
上川中学(現東校)出身である加藤顕清氏は旭川と縁の深い彫刻家、全体のポーズは「人間像・感情」に似た感じがするが片手は前側に。印象は「感情」に比べると「青年」のほうがやや暗いかなと云う感じ?それだけ悩みは深そう。
◇制作年:1960 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:7条6丁目緑道
野外彫刻で不完全な座位のポーズの作品。う~ん・・これは男のエロチシズムを感じる・・と云うことはありません・・上半身の部分は人間像等と同じで、やはり苦悩する人間像という印象は変わりません。ただ視線が近いだけに生々しい。
◇制作年:1965 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:7条7丁目緑道
加藤顕清氏制作の野外彫刻で腕は肩の下で切り取られているが、旭川以外には腕のあるのもあるらしい。表情もどこか非日本人的で腕を無くした分、静かだが印象は強烈・・・全体的な印象からヨーロッパの古典的な世界を連想してしまう。
◇制作年:1964 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:7条7丁目緑道
加藤顕清氏制作の婦人像は7条緑道以外では療育園・風のギャラリーと両神橋にある。よく見るとみんな左腕を胸のほうにおいて、少し首をひねったスタイルは共通している。ただそれぞれの像では微妙に位置が異なるが、静的な趣は共に同じ。
◇制作年:1938 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:78丁目条緑道
隼シリーズの1つで大きさは中間くらい。橋以外で見られる唯一の隼の碑。8条斜線通りのロータリー側、分離帯に有り、見る角度は限られるが、視線と同じ高さなので見やすい。隼シリーズと云っても全く同じ形という訳ではなさそう。
◇制作年:1967 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:8条斜線通
平和通りからロータリーに抜ける道路を通称・8条斜線と呼んでいる。この通りの両端に彫刻が設置されたいる。平和通り側が善本秀作通の「石狩の夏」信号近くの角付近で、車だと気づかないかもしれない。写真では背景の処理が難しいかも。
◇制作年:1976 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:8条斜線通
旭川市役所や文化会館に面した緑橋通りは四条から緑橋まで彫刻が点在、徒歩でも廻れる範囲だが機動性のある自転車が有利。
橇といえば何となくそれらしく見えるから不思議。割と広い緑地帯でミニ公園風となっているので車を気にせず気軽に見られる。
◇制作年:2002 ◇素材:花崗岩
◇設置場所:9条緑橋通
市民文化会館前の広場正面にある「人工滝」が彫刻作品なのだが、庭の一部で単に人工の滝とだけ思っている方もいそう。真っ白い滝壺に波紋を広げ涼風をまき散らしている。
◇制作年:1975 ◇素材:黒御影石
◇設置場所:文化会館前
表面からは男性、裏面からは女性を感じるという不思議な感覚の展示作品。離れると二枚貝のような・・・通の方がみると「寄り添う恋人同士のようにほほえましい」となるのだが・・・撮影は裏面からのほうが背景は良いのだが。
◇制作年:1974 ◇素材:白御影石
◇設置場所:文化会館前
傍に大きな樹木があってあまり目立たないけど、なんと旭川市の野外彫刻の第1号だそうな。時々白いものが・・まあ~気にしない。台座の上で高さが有り、近いと逆に彫刻の存在に気づかないかも。木の傍です、お忘れなく。
◇制作年:1961 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:市役所前
旭川信金創立70周年を記念して旭川信金前に設置された。なかよし姉妹(多分だけど)が来店者を店前で迎えてくれる。まだ若い姉妹には希望と夢一杯と云う感じでしょうか。信金では支店にも子供をテーマとした「彫刻」があります。
◇制作年:1989 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:旭川信用金庫本店前
旭川の歴史の有る公園で『日本の都市公園100選』に選定されている。公園に隣接して道立美術館があり彫刻も展示。公園には文学碑や歌碑も。公園にレンタサイクルが有りここを起点にして忠別川、石狩川、牛朱別川系の野外彫刻探索に出るのも良さそう。
◆旭川市常盤公園
永山武四郎は岩村通俊に代わり明治21年に二代目北海道庁長官に就任。北海道開拓の立役者として君臨、開拓暗黒史では陰の主役。他に永山神社に銅像、上川神社に歌碑、当麻町の将軍山に顕彰碑が有る。高さが台座込みで5mを越える。
◇制作年:1967 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:旭川市常磐公園入口
なんでもアルゼンチンの将軍像にお仕えする四人の従者の一人とか。札幌、帯広、函館にその名前は「力」「勝利」「自由」そして旭川美術館前の「雄弁」とありました。
◇制作年:1923 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:北海道立旭川美術館前
傾きだけを見るとピザの斜塔の二番煎じと思われそう。作者の幼い頃、地面に釘を刺して遊んだ思い出から生まれた作品という。今の子供達には想像のつかない遊びである事は確か、そんな思い出のある方には懐かしいかも。
◇制作年:1984 ◇素材:黒御影石
◇設置場所:旭川市常磐公園
お勧めは新緑と背景が紅葉に染まる季節、塔が際だって見えます。高さは2.4m、暑い時は塔の間が涼しい・地震の時は即退散ですけどね・第18回中原悌二朗賞受賞作品。
◇制作年:1987 ◇素材:御影石
◇設置場所:常磐公園
アイヌ民族の差別という論争を巻き起こした曰く付きの作品。和人絶対優位という中で民族的差別を表現したと言われても仕方ないだろう。その位置関係と裸という事から一目瞭然。
◇制作年:1970 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:旭川市常磐公園
西武デパートのオープンを記念し旭川市に寄贈。アニメの「ハウルの動く城」に出てきそうな楽しい感じの作品。O.ザッキンはロシア生まれ、フランスで活躍した彫刻家、仁科会の外国会員。
◇制作年:1957 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:旭川市常磐公園
インドでの風景、人々が行列をなしている光景から生まれた「行列」シリーズの一つ。ここには何人の人がいるのか?、日本では失われた信仰の風景がある。◇制作年:1989
◇素材:ブロンズ・コールテン鋼
◇設置場所:旭川市常磐公園
天に向かってやや螺旋状に立ち上がり、落ち着きと安定感が有る。ただタイトルの「地」から受けるイメージとなかなか一致しないのだが。第16回中原悌二朗賞・優秀賞受賞作品。
◇制作年:1984 ◇素材:白御影石
◇設置場所:旭川市常磐公園
天に向かって立ち上っていく様は迫力もの。関節の様な螺旋の積み上げと曲線は、高さ4mを越え、太古の恐竜を思わせる威圧感が有る。作者の哲学とは異なるが、見る人の勝手と・・
◇制作年:1989 ◇素材:青木石
◇設置場所:旭川市常磐公園
北海道庁設置の必要性を政府に働き掛け明治19年、初代北海道庁長官。現在の岩村通俊之像は3代目で、初代は供出され、戦後の2代目は風化し3代目となる。他に札幌市にも岩村通俊之像が有る。
◇制作年:1990 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:旭川市常磐公園
陽が当たると白く輝いて春というよりは夏という印象。傍の樹木が大きくなり彫刻は目立たない。ここは北海道庁立高等女学校の跡地で彫刻は同窓会の桜花会が建立して贈った。台座に北海道庁立高等女学校の跡と刻んであるのでわかる。
◇制作年:1988 ◇素材:白い石
◇旭川市5条4丁目 ◇ときわ市民ホール前
彫刻が単独で設置され、かつ地域的にバラバラな所をまとめてある。このエリアに関しては自転車よりも車のほうが圧倒的に有利。参考迄に近くにある彫刻は出来るだけ付け加えるようにした。
旭川信金銀座支店の入り口横にある。実際に待ちぼうけとなれば、こんな雰囲気が漂っているのかも。旭川信金としては三店目の彫刻設置店となった。岩野勇三は第17回中原悌二朗賞受賞者。
◇制作年:1983 ◇素材:ブロンズ
◇場所:旭川信用金庫銀座支店前
大きなアーチ型の石組みと、難波田川の川名由来を刻印有る御影石がまぶしい。自然石を使った作品の多い山谷圭司にしては珍しい作品かも。少しわかりにくい所に有る公園なので、マップ持参、又はGPS必須としておく。
◇制作年:1996 ◇素材:白御影石
◇場所:豊岡10-10 豊岡キキョウ公園
直接風雨にさらされない所に設置されている。子供をテーマとした彫刻作品設置では2店目となる支店。佐藤忠良の作品に子供をテーマーにした作品も多いと云う。亜古にも実在のモデルがいる。
◇制作年:1964 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:旭川信用金庫東光支店前
石の作品の場合、場所によっては周囲に溶け込んでしまい、彫刻作品という表示が無いと気づかない事もあり得るが、ここも庭石程度に思われ、見逃されてしまいそうだ。
◇制作年:2000 ◇素材:斑糲岩
◇場所:北海道新聞旭川印刷工場前
上川支庁合同庁舎の敷地で1番線通りの角地に有る。この辺はは廻りは石垣、水路も石垣造り。要するに周囲にやたら石が多く、単に置き石と勘違いされ、彫刻作品と思わないかも。
◇制作年:2000 ◇素材:御影石
◇設置場所:上川支庁合同庁舎前
神楽岡公園の林間に有るが周囲の自然に融合してあまり目立たない。「ハルニレの木の下で」という意味通りなのだが・・公園に残る自然のスケールに比べて存在感が薄いところが良い。
◇制作年:2004 ◇素材:鉄
◇設置場所:神楽岡公園
デフォルメされた太め曲線と面、球体の組み合わせで人体を構成、どの角度から見ても様になるというバランスの良さは必見。山内壮夫の代表的な作品といわれている。ライオンズクラブの協力により、昭和61年に設置された。
◇制作年:1954 ◇素材:ブロンズ
◇場所:大雪アリーナ前
黎明のイメージが西神楽の開拓と重なるのは旭川という土地柄故か。旭川の教育に関しても西神楽は発祥の地であり「黎明」と云うに相応しい所なのかも。作者の思いは別なのかもしれない・・・ごりょう公園内にある
◇制作年:2002 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:ごりょう公園
中井延也氏は石を素材にした彫刻が多いが、曲線状の溝が有る作品が目立つ様な気がする。石だけに雨に濡れた彫刻もまたよし。本当の色は濡れた時に良く判るが、研磨によっても近似色はある程度見える。よく見る例は蛇紋岩かな。
◇制作年:1991 ◇素材:小松石
◇場所:旭川空港ビル前
北海道でスキーの発祥はレルヒ中佐抜きには語れない。もちろん中佐像もスキーをかかえている。この像は旭川市民が募金を集めて建てたと云う大きな像です。春光台公園にスキー発祥の碑が有る。
◇制作年:1990 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:旭川空港駐車場内
アイヌの熊彫に貢献した功績を讃えて建立(1962)された顕彰碑のレリーフ人物像が加藤顕清の作品。加藤顕清は上川中学(現東高)出身で民芸品制作の指導を行っており、昭和13年にアイヌ民芸協会を設立にも関わっている。民芸では彫刻理論をメインに教えたと云う。
◇素材:台座は別素材・レリーフはブロンズ
◇制作年:1962? ◇設置場所:嵐山公園
旭川の中心街から旭橋を渡り国道40号線に入り右折、次の交差点脇がポケットパーク、井上靖通りは自衛隊の裏通りに面し緑地帯が公園風。他は全て国道40号線沿いとなる。石狩川に架かる橋とセットで廻ると良いかも。 地図はこちらから
大きな石と小さな石がワイヤーロープで繋がり、小さな石は僅かに外側に傾く。ストーンサークルを連想してしまった。井上靖通には井上靖夫妻の文学碑が2カ所ある。◇制作年:1994
◇素材:御影石・ステンレスワイヤー
◇設置場所:春光井上靖通(一区・二区中)り
俗にゴロタ石とは石の種類ではなく川原や野に転がっている石を言うが、このゴロタ石は500km前後の富良野硬石。ボルトで固定してあり崩れる事は無い。名前は厄除けなど民間信仰の1つで道祖神の一種「塞神」(サエノカミ)に由来。
◇制作年:2000 ◇素材:安山岩
◇設置場所:旭町通ポケットパーク
護国神社境内なので、何となく「軍国の母」と言う先入観を持たれる方もいるかも。子供が平和の象徴として鳩を抱く母子像。母の姿が着物というのが護国神社らしいという印象ですね。
◇制作年:1998 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:護国神社境内
現旭川東高校の卒業生で日本のプロ野球史上、初めて300勝を達成した大投手。花咲運動公園の中核施設スタルヒン球場の入り口でその姿を見られます。スタルヒン像が軍国日本の象徴であった第七師団の後釜、自衛隊前にあるのは因縁。
◇制作年:1979 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:スタルヒン球場
花咲運動公園の近くには旧旭川競馬場がありその跡は跡地にスタルヒン球場作られたが、その時に花咲運動公園も整備。北村善平は旭川出身の彫刻家。
◇制作年:1999 ◇素材:ブロンズ
◇設置場所:花咲運動公園駐車場傍
彫刻家「中原悌二郎」氏を記念した彫刻専門の美術館として1994年に開設、ロダンの彫刻もある。また白壁の洋館は(旧旭川偕行社)は、平成1年に国の重要文化財に指定(2012年より改修工事)されている。美術館の前庭と隣の井上靖記念館の横に野外彫刻がある。※工事中で現在閉鎖中。◆旭川市4区1-1
コンクリート製の作品で物資の乏しかった頃の作品で、小さな子供が膝の上に座ったら絵になりそう。山内作品にしては珍しく具象的な展示作品かも。
◇制作年:1956 ◇素材:コンクリート
◇設置場所:彫刻美術館前庭
何となく不可思議な箱形の作品で写真でもその一端は垣間見られる。立方体を白と黒の御影石で幾何学紋様のラインを使い巧みに表現した切れ味鋭い作品、距離でも見え方は変わる。第10回中原悌二朗賞優秀賞受賞作品。
◇制作年:1978 ◇素材:御影石
◇設置場所:彫刻美術館前庭
一瞬錆びたドラム缶かと思った作品でした。時間と共に鉄は錆び崩れ去るがブロンズは残る、その跡の形はどうなるのか、負の遺産を残す原発と同じかもしれない・そういう意味では警告を含んだ前未来的作品なのかも。
◇制作年:1998 ◇素材:鉄・ブロンズ
◇設置場所:彫刻美術館前庭
等間隔に直立する二本の石柱が何故「地の柱」なのかはおいといて、その出来映えと手触りを楽しもう。石切の跡や文様など部分によって極端に違う。新潟市野外彫刻大賞の優秀賞を受賞した「知の柱」シリーズの中の一つ。
◇制作年:1992 ◇素材:白御影石
◇設置場所:彫刻美術館前庭
鳥化するというよりは未確認飛行物体ユーフォーを連想させる作品で濡れている時のほうが雰囲気は良い。中井延也氏は素材に石を使った多く愛別町にはまとまって野外展示されている。中井延也氏は第21回中原悌二朗賞・優秀賞受賞者で道内出身彫刻家では初の受賞者となる。
◇制作年:1989 ◇素材:本小松石
◇設置場所:彫刻美術館前庭
流れるような幾筋もの等間隔の溝はかつての夕張カムイコタンを連想させる。自然の造形とは異なるが岩肌を流れる水は変わらず。雨の日に見てみたい展示作品です。
◇制作年:2004 ◇素材:白御影石
◇設置場所:彫刻美術館前庭
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