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6月20日富良野岳登山の予定だが空が雲に覆われどうするか迷ったがとりあえず7時自宅を出発、美瑛町白金温泉経由で登山口のある十勝岳温泉に向かう。美瑛町に入りまもなく雲がきれ白金温泉望岳台付近に入ったときは完全にはれているが町は厚い雲の下に閉じこめられたままだ。今日の山行に期待しながら吹上げ温泉経由で十勝岳温泉に。登山口で入山届けをすませ石畳の登山道をたどる。石畳はすぐ切れるが幅の広い整備された登山道だ。安政火口への観光登山道といってもいいだろう。出発してまもなく十勝岳に向かう登山道が左折するが直進し噴煙を上げる安政火口の前を横切り富良野岳への登山道に入る。ここからは本格的な登山道、きつい登りを登り切りふりかえると安政火口の上に十勝岳の頂上が出ているのが見える。進行方向のほぼ正面に目的の富良野岳が聳えているが山頂近くの稜線から濃いガスが吹き上げているのが見え不安がよぎるも行ける所まで行ってダメなら戻ろうと歩みを進めるが山頂のガスはますます濃くなってくる。花の季節にはまだ早く咲いている種類もわずかだ。やがて登山道は三峰山沢右沢を渡る。沢はまだ雪渓が残り涼風が吹き上げている。此処で予定を変更して沢を下ることに雄鹿の滝と牝鹿の滝を見てみることにし時間が余り山頂のガスが消えれば山頂に向かおう。快調に雪渓を下り5分ほどで雄鹿の滝。左岸の這松帯から滝の下に抜ける。斜面にはエゾノツガザクラやエゾコザクラが群生し高山蝶が舞う嬉しい光景に暫く見とれる。さらに谷を下るとすぐに滑滝が現れるが此処は難なく通過、ここからは谷が深さを増してくる。15分ほど下ると牝鹿の滝上に出る。滝を下るルートが右岸側で可能のようだ。先行者がザイルで下ったあとがあるが、フリークライミングで下るには慎重に。灌木帯を右側にトラバースするように下っていくと岩の斜面から雪渓に変わるが何とかたどり着いてほっとする。此処もエゾコザクラが咲き高山蝶が舞っている。急斜面の雪渓を転石が滑り落ちていくのを見ながら昼食、今度は左岸の崩壊崖にルートを求め直登を試みるが途中で諦め草付きまでトラバース、根曲竹と這松のブッシュをかき分けながら登り切ると下流500メートルくらいの所に砂防ダムがあり作業用林道があるのが見える。九重の滝攻略には強い助っ人になりそうな感じがするが。今度は沢に下るが此処も下は岩場、これだけで30分かかる。此処にはイワウメが咲いている。雪渓を登り滑滝を越えすぐ左岸から雪渓がのびている。三峰山の少し右に向かう沢で途中で登山道と交差する。今度は左の沢に沿って雪渓を登っていくと三峰山が正面に見えてくる。登山道に出て時間もあることから再び富良野岳への登山道をたどる。山頂は相変わらずガスの中に隠れたままだが三峯山の稜線上は大丈夫だ。とりあえず稜線まで上がってみよう引き返すのはそのあとでも良い。40分ほどで上ホロカメットク山と富良野岳の稜線分岐まで上がるがガスと雲で十勝岳温泉方面しか見えない。ここで遂に諦め退散。あと2週間もすれば花も一気に増えているだろうね。さて今度は温泉の話、帰路に吹上温泉で入浴、常連という方の言うことには・・「元は凌雲閣は安政火口から温泉を引いていたんで硫黄成分が多くて綺麗では無いけど疲れが良くとれたんだが建物を新しくした時ボーリングしたから湯が変わって前のように疲れがとれない、吹上は湯が綺麗だし量も多いし最高だよ」なるほど説得力がありますね ほんとに良い湯でした
十勝岳温泉にあ滝巡りの登山道は危険ということから廃道になり渓谷の上を通る滝巡り周遊路だけが残されているが、周遊路からは滝は殆ど見えない。谷に下る意外に滝を見るすべがないようだ。法華の滝だけは下流から沢を登り見られる。時間もそれ程かからず危険も殆どない。
6月5日美瑛町オヤウシナイの滝に行った帰路に最初は美瑛岳登山道途中のポンピ渓谷にかかる勝栄の滝に行く予定だったが往復約6時間の登山となるため時間が足りずに中止、急遽上富良野町十勝岳温泉にある滝に向かうことにする。以前あったという滝巡りの登山道は危険ということから廃道になったようで渓谷の上を通る滝巡り周遊路だけが残されていた。しかし周遊路からは滝は全く見えず谷に下るしか滝を見るすべがないようだ。わずかに凌雲閣の横から雄摩の滝の落ち口だけが見えるのみ。凌雲閣から道道を少し下ったカーブの所に滝巡り周遊路入り口がある。ここに車をおいて装備の点検と登山靴に履き替え出発するが周遊路は行き止まりになっていて滝の看板があった。昔は滝に降りる道があったと書いているため探してみるが痕跡も無い。諦めてザイルを用意一気に崖を下ると雄摩の滝が勢いよく水しぶきをあげている。しばらく休憩の後、沢を下ると以前の登山道らしき後が残っているがとぎれとぎれで使い物にならない。まもなく無名の2段4メートルくらいの小滝があるが下るルートがはっきりしない。ここもザイルに助けられて通過すると2段15メートルくらいはありそうな雄摩の滝の上にでる。右側にはルートがなさそうなので樹木の多い左岸に移り下降開始、途中の岩盤から水が沸き湿った泥が被さっていて滑りやすい。何とか下り終えてほっとするも今度は柱状節理の大岸壁にかかる法華滝の上に出る。下りのルートを探索するもどれも途中までで消えてしまう。20メートル以上はあると思われる垂直の壁を下れるような装備もなく道路に戻ることにする。滝の上部には作業用の道が付いていて上までザイルが固定されている。登り切ると先ほどの周遊路の下のカーブから入る滝見周遊路に抜け法華滝の看板があった。一端車に戻り今度は下流から遡行することにして道路と川が平行する砂防ダムまで戻りここからまた沢に入る。砂防ダムを越えてすぐ右側の断崖下端から水が噴き出しているが、吹き出し口周囲の岩が塩を吹いたように白くなっていてどこか変だ。登って確かめてみることに。水に手を入れてみると暖かい、温泉が噴きだしていたのだった。水温30度前後か少しぬるい。夏の暑い日なら温泉というのも可能かも・・法華滝をめざして更に川原を進むが大岩が累々としていたり火山灰でどろどろになっている所もあるが危険を感じるような所も無く15分ほどで滝の正面に出る。上から見たときも凄かったが正面から見るとやや赤みがった柱状節理の絶壁にかかる一条の滝は名に恥じない優雅さと豪快さだ。帰路は川岸に咲くエゾムラサキツツジの鮮やかな色彩が印象的だった。
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