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屈斜路湖に注ぎ込む尾札部(おさっぺ)川の源流部には、知る人ぞ知る名瀑が二つある。国道を走っていると和琴半島近くで尾札部川にかかる夕暮橋から尾札部川沿いに上流に向かう道がある。最初は舗装路だがすぐダートになりまもなく林道のゲート。鹿防護柵と一体になっているので通行の際は必ず閉めておく事が必用。尾札部川沿いに続く林道を車が入れる所まで進むが、最後まで行ける事は少ないかも。今回は途中で林道の崩壊があり、およそ林道を300m近く歩いた後、沢沿いの踏み跡をたどったが夏草が伸びていて踏み跡が判りにくい所が多く、面倒になり尾札部川の遡行に切り替えて滝を目指す。まわりは鬱蒼とした針広混交林で深い森以外では目にする事の出来ない松の倒木更新も此処では珍しくない。水の中を逃げまどうチビイワナの姿を楽しみながら遡行する事こ約30分、本流の前方に、岩の上から流れ落ちる水の流れが目に入った。最初は本流を進み流れる釣鐘の滝の直下まで行ってみた。落差は約15m。少し傾斜した岩にそって流れ出し小さな滝壺に注ぐ水量豊富な滝。丸みを帯びた大きな一枚岩が、釣り鐘を連想させるが見る人によってはビール樽に見えるかもしれない。手前の黒ずんだ岩の間から水がしみ出し、岩を伝って滴り落ちている景観が印象的であるがこれは湧水と思われる。此処でしばし休息の後に支流の滝へ向かうと、大きな岩盤の上からほぼ垂直に落下し下の大岩で向きを変え白糸のように流れ落ちる落差約25mの夕染の滝が見事。滝の右側に深い亀裂が走り全面苔に覆われ、滝の両側も岩肌に苔をまとい幽山の雰囲気十分。残念ながら雨模様で色の冴えはいまいちだがそれでも周囲に神秘的な雰囲気を漂せている。帰路は踏み跡を辿るが途中フキの茎が集中的に食べられ周りの草が倒れていたがヒグマの仕業だろう。道北近辺では滝への道が有る所は少ないが道東は意外と道がついて観光地化している感じの所が多いが此処はまさに秘境と云えそう。夕染と釣鐘の滝に関して名称が混乱している様ですが、本流は西流しており逆光となるので夕日に染まる可能性は少ないが、支流の滝は夕日が横から受ける確率が高い位置にある。古い滝の記録でも支流の方が夕染の滝となっていたのを記憶しているのでとりあえず名称はこのままで!入山には森林管理署の許可が必要・森林管理署弟子屈事務所 TEL:01548-2-2164
釣鐘の滝
所在地尾札部川本流 備 考落差は約15メートル
夕染の滝
所在地尾札部川支流 備 考落差約25メートル
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