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釧路管内のほぼ中央に位置し基幹産業は農業で全国有数の酪農地帯で牧場内に有る多和平は大展望地として知られる。また国立公園釧路湿原の45%は標茶町に属し湿原観光の拠点となっているが、観光は体験型が多いのがと特徴。温泉は一般にモール温泉が多いが殆ど無名。
日本最大の湿原である釧路湿原は昭和62年、国内28番目の国立公園に指定される。公園の面積は 26.861haで、その4割以上が標茶町になる。国立公園内の4分の1は、特に厳しく保護される特別保護地区に指定され、ヨシ、スゲ、ミズゴケ湿原やハンノキ林、蛇行する河川や湖沼群など様々な環境と、タンチョウやイトウ、キタサンショウウオやエゾカオジロトンボといった貴重な野生生物の生息地で、許可なく動植物を採取する事や傷つける事は御法度許。緑に覆われる夏とは対照的に、荒涼とした厳冬期の湿原には湧水で冬も凍らない所があり、野生動物の命を支える。日本の象徴ともいうべき丹頂鶴が、この湿原で絶滅を免れた事は、釧路湿原の自然の豊かさと貴重さを証明している。
コッタロ湿原は国道391号線サルボ展望台の手前から左折しクチョロ原野塘路線(コッタロ街道)を約7km 程行った先、釧路湿原の一部でコッタロ川周辺のエリア。豊富な湧水が釧路湿原を支える低層湿原で特別保護地域に指定。展望台は全三カ所あり第一展望台が有名。塘路から第一展望台までは道幅は広いが自転車も通るので運転には注意。第一展望台は公衆トイレが目印で三つの展望台でトイレのあるのは此所だけ。駐車場から建物の裏側に続く急傾斜の階段を登る事およそ15分程で展望台頂上に到着。そこからは釧路湿原の雰囲気とは少し違うコッタロ湿原を眼下に見渡せ遠くは釧路市まで見える。あとの2カ所は展望地となり第二展望台は道が少し広くなった場所で一応案内板はが有るが見晴らしはそれ程ない。第三展望台はパーキングからの見晴らしはなく、高台の展望地まで登らなければならないが、草が伸びる前は箱庭の様な低層湿原と無数の池塘が見られる。コッタロ湿原はタンチョウの営巣地で、夏には運が良ければタンチョウのヒナが見れるかも。コッタロの由来については松浦武四郎の戊午東部久須利日誌の中で当時の聞き書きの一つに「トウロのケンルカウス申にはコツタロ也と。コツは川の形也、其上に小さき樽程の水涌壺有りと云儀と云う」とありました。
SL冬の湿原号の撮影地として有名なサルボ遊歩道は、国道391号線塘路湖沿いの直線道路からカーブになった所に駐車場が有る。ここから遊歩道をへてサルボ展望台(高さ約100m)とサルルン展望台(高さ約75m)の2ヵ所の展望台に行く事が出来ます。駐車場からサルボまで350m、サルルンまでは640mの距離になりますが、二つの展望台への分岐点まで最初の110mの急階段は重たい撮影道具を担いではさすがに辛いかも。その奧にマクントー三角点が控えている、湿原の展望には定評が有るが無理はしない事。両方の展望台に行き周っても2km弱のコースです。サルボと云う地名は地名解には無く、松浦武史郎の戊午東部久須利日誌中にサラフピラシャノブのよし、シヤリは蘆萩原の事也。其所の向ふの平(崖の事)と云儀也。」と、サルポは湿原の子→小さな蘆萩原と云う事ですが、此所で云うサルボは少し意味が違う様です。
サルボ展望台は国道391号線沿いの駐車場から遊歩道を歩いて約20分、最初は110mの急階段越えが待っています。丘の上にある高さ100mの展望台からは塘路湖をはじめ大小の湖を囲む様に湿原風景が広がっているのが見えます。冬は湖畔を走るSL冬の湿原号の撮影ポイントとして人気。
比較的新しい展望台で、木道の分岐点まではサルボ展望台迄と同じアプローチになる。分岐点を左にアップダウンの続く尾根筋を道を530m程行くと高さ約75mのサルルン展望台に出ます。サルルン沼を見下ろす丘の上に立つ木製の展望デッキで、左に塘路湖、ほほ正面にサルボ沼(サルルン沼)、ポントー、エオルト沼、マクントー(小沼)そして右手に広大な釧路湿原を望む事が出来ます。この展望台は、SLの運行時など混雑した時でも撮影しやすいように、デッキに段差をつけてあり写真ファンには有りがたい。展望台には湿原や湖などの解説パネルを設置。
サルボ展望台の駐車場より、散策路を登り、分岐点を左に曲がりサルルン展望台までは同じルートになる。更にその先に進むと高さ79.5mのマクントー三角点に着きます。右奥に塘路湖、左手前からサルルン沼、ポン沼、エオルト沼、マクン沼等の湖沼群を見る事の出来る景勝地になっています。ここは、SL冬の湿原号の撮影ポイントの1つです。この道をさらに進むと、シラルトロの木道に行き着き、湿原を楽しむ事もできます。マクントーの意味は奧にある沼くらいか・・元々はマクンベツと云う川の名前で沼の名前では無かった様です。
国道391号線サルボ展望台の手前から左折しクチョロ原野塘路線「道道1060号線」にはいり二本松展望台へと向かう。5分ほど走ると釧路川を越える二本松橋が有るがその少し前の右側にパーキングエリアが有り。ここから右折しダートの悪路をしばらく道なりに進むと三叉路に出る。右折して再び道なりに行くとまもなく急勾配の坂が出てくるが、ここを過ぎてしばらく走ると展望台の駐車場だ。駐車場と言っても何も無いただの広場。今度はここから徒歩で小高い丘に登ると二本松展望台に着く。展望台といっても何もない丘の頂上なのだが。二本松展望台は釧路湿原の北東の端にあり、南へ向かって釧路湿原を貫くような景観が望め、遠くは大楽毛の市街が見え、眼下には蛇行する釧路川、右手にはキラコタン岬、左手には塘路の町並と国道391号線が走る、違った釧路湿原が見られる。問題はここに来るまでの道順と悪路、場合によっては車両は入れないかも。
シラルトロ湖は周囲7.5km、最大深度は2.3mで海跡湖といわれ、周囲は自然が残され野鳥の多い所です。冷泉橋付近は真冬も結氷しないところがあり、白鳥やオオワシなどの水鳥が集まっています。また冷泉橋の駐車場から見る夕陽にも定評があります。湖畔にはホテルやペンション、キャンプ場もあり、湿原観光やアウトドアの基地にもなっている。冬には塘路湖とならびワカサギ釣りのポイントとしても人気がある。
茅沼展望塔は、国道391号線から道々シラルトロ湖畔線に入り、約2.5km行くと憩の家かや沼がある。ここからサイクリングロードを走ると茅沼展望塔がありシラルトロ湖を身近にコッタロ湿原を遠くに望むことができます。ただ近くの眺望はいまいちの感ですが。蝶の森は、憩いの家「茅沼」のサイクリングロードから。蝶の森には蝶の出現時期や冬の越し方、蝶が食べる草木などを写真入りで解説している解説板が設置してありますので、蝶について詳しく無くとも楽しめます。
釧路湿原の東に位置する塘路湖は周囲18km、面積6.2平方km、水深7mで釧路湿原最大の湖。湖の周辺には森や湿原が広がり、湖内にはワカサギや鯉などが生息。野鳥ではタンチョウやアオサギ、オジロワシなどが見られ豊かな自然が残されています。冬湖が結氷すると「ワカサギ釣り」のカラフルなテントが氷上に並び、塘路湖の風物詩になっています。ワカサギ釣りは慣れれば誰でも簡単に出来ますが防寒対策はしっかりとしていきましょう。釣りを楽しむには遊漁料が必要です。かつて此所にもヲベライと云うイトウが生息していたと久須利日誌の中に有りましたが、今では遠い昔の話になってしまいました。
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