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ラムサール条約に登録されている宮島沼とマガン等の水鳥や湿地の保全に関する取り組みと、調査研究施設として環境省が整備を行い平成19年にオープンした。四季折々の宮島沼の自然に親しみ、地域の農業とのふれあいの場もある『体験型』ネイチャーセンターで農産物の加工体験、自然ガイドなどもあります。宮島沼に関する情報の殆どは此処で入手可能なのでフォトハンターの方にもおすすめです。ふらっと立ち寄ってのんびり過ごしてみるというのもありですよ・・
◆美唄市西美唄町大曲3区 TEL:0126-66-5066
マガンは宮島沼の春と秋の主役でガンカモ目ガンカモ科の鳥。全長は65センチ~86cm、翼を広げると135cm~165cm程になる大型の鳥で成鳥は胸に黒斑があり、嘴の付け根から額にかけて白くなり、足と嘴の橙色がチャームポイントです。ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の北極圏で5~7月にかけて営巣、繁殖するが、冬は両大陸南部に渡って過ごします。日本には冬鳥として九州中南部を除いた地域に飛来し越冬します。越冬の食べ物は、水田に刈り残されたイネのもみが中心ですが、所によっては農耕地での麦の若芽などを食害する事もある。宮島沼でマガンが見られるのは4月と10月で最近は飛来数が急激に増加しているが、この現象はねぐらと餌場の二つの条件を備えた地が少なくなったからでしよう。3月の雪融けが始まると、マガンの群れが宮島沼の上空を北へ南へ行き来する。奈井江方面の水田が開くのが早く雁はそこで採食して茶志内沼や浦臼新沼を仮のねぐらに使う。宮島沼の沼開けは、平均4月中旬で沼の水面が現れると他で仮住まいしていた群れも宮島沼に集結するが、数の多さに余された群れの一部は手形沼や北村の三角沼を一時のねぐらにすることもある。周辺での麦などの食害やトリインフルエンザ等を考えると、マガンの群れを分散させる手立てが必要と思われる。フォトハンターでは夕暮れ時に編隊を組んだマガンが一斉に沼に降り立つ一瞬が狙いめ。
湖岸を中心にオオヨシキリ、コヨシキリ、ノビタキ、カワラヒワ、ノゴマ、オオジュリンなどの小鳥類が繁殖し、ガンカモ類以外の水鳥ではユリカモメやアオサギなどなど多くの野鳥がみられる。白鳥では本州各地や北海道のウトナイ湖で越冬した群れが滞在、オオハクチョウとコハクチョウ、まれにアメリカコハクチョウがやってきます。ヒドリガモは逆立ちして岸辺の水草などを探す。オナガガモは長い首と長い尾をした中型の淡水カモでヒドリガモと同じように水草などを探すが首が長く他のカモが届かない水草も食べます。オナガガモが多くなると他のカモは少なくなる感じがする。キンクロハジロは金色の目に黒い体、そして腹部に白い部分がある。泳ぎの名手で小魚や貝、水草などを食べます。アオサギは河や沼などの岸辺にじっとたたずみ、魚や小動物などが通ると電光石火の早業で捕らえる。かつて鉛中毒症状を発症する野鳥が題となった事もあるが多くの水鳥が集結する宮島沼では新型トリインフルエンザが心配ですね。
宮島沼は美唄市の西端、石狩川の東500mにあり空知地方では唯一のラムサール条約登録湿地となつています。道内に有る他の登録湿地と比べると非常に小さな沼で周囲は約2.7km、面積はおよそ30ha、最大水深2.4mとされていますが近年は浅くなってきています。この小さな沼は日本最大で最北のマガンの中継地となっていて、春と秋に毎年6万羽以上のマガンが飛来する。日本で越冬したマガンの群れだけでなく、他のアジアの国々で越冬した群れも立ち寄る国際的な中継地にもなっています。宮島沼を飛立った群れは、オホーツク海を越え、カムチャツカ半島を経由し北の繁殖地へ向かいます。
1万5千年前は美唄湿原と呼ばれる大湿原で多くの動植物を育む楽園になっていた。明治に入り湿原の開拓が本格化するにつれ何千年もかけて造られた湿原と、そこに暮らす動植物の多くは消えてしまう。澄んだ湧き水があり湖底からの湧水も有ったと言うがこれは絶えてしまいました。湖岸は、人工護岸物の無い自然状態が保たれ、マコモ、ヨシの抽水植物群落が生育し、沼の北側は雑木疎林に続いています。湖内には、ヒシ類、ヒルムシロ類、コウホネ類などの水生植物が生育しています。魚類では、コイやフナ、ウグイ、ヤチウグイ、ドジョウ、キタノトミヨ、ワカサギなど、貝類では、ドブガイ、タニシ、モノアラガイなどが生息。沼は国有地で北海道開発局が管理しているが水質の悪化が進んで、それに伴う水生植物相の劣化が進みジュンサイやマツモ、ミズゴケ、モウセンゴケ、ツルコケモモ、ホロムイスゲなどは消滅し、タヌキモ、ネムロコウホネが残っていますが将来が危ぶまれている。湖岸で人間が立ち入る場所では、ブタナやコウリンタンポポ、アメリカセンダングサなどの外来種が侵入してきている。沼の成因は不明ですが、石狩川の氾濫で遺棄された残留湖沼のひとつと推定されています。
美唄山は、美唄市、芦別市、奈井江町の接点に位置し一等三角点が設置されている1000m弱の山で、平成11年に美唄山岳会や市民ボランティア、行政機関が協力し美唄側からの登山ルートが開かれた。ルートは東美唄から美唄川沿いに進みびばい湖を過ぎると舗装から砂利道に変わる。山間部に入ると程なく美唄林道標識にゲートがあり、美唄川と下二股沢の林道分岐には美唄山まで4.4kmの標識、更に進むと美唄山まで2.8kmの標識がある下股沢出会の手前小広場に到着する。二股出会から続く急勾配の林道を西側の山腹を巻くように進む。急勾配は最初だけで後は比較的緩やかな林道は、尾根筋の少し先で終点。後は踏み跡と標示テープを頼りに北側尾根の東斜面に。急斜面には補助ロープも点在する。北側尾根に上がると国道12号線と平野越しにピンネシリが見える。細尾根を通過すると日本庭園山頂まで1kmの表示、再び笹の廊下を登り返し尾根筋に上がるとあとは尾根歩きで程なく山頂。石狩川の流れと奈井江市街地やピンネシリ等の連山、暑寒別等の山々が展望される。沢筋には滝が何カ所か出現する。
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